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2021年11月02日

中央および東ヨーロッパのHIV感染者のCOVID-19ワクチン接種の程度はさまざま
Varying levels of COVID-19 vaccination in people with HIV in central and eastern Europe

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Dr David Jilich presenting to EACS 2021.

HIV感染者は、COVID-19ワクチン接種において、中央および東ヨーロッパのすべての国で優先されているわけではなく、この感染しやすい人々のワクチン接種率が依然として低い国があると、プラハのCharles UniversityのDavid Jilich医師は会議で述べた。

情報は中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、バルト諸国、コーカサス、バルカン半島諸国、トルコの22ヵ国から得た。

HIV感染者がワクチン接種で優先されていたのは22ヵ国のうち8ヵ国のみで、22ヵ国のうち3ヵ国のみがHIV感染者のワクチン接種のガイドラインを作成していた。2021年3月中旬までにワクチン接種を開始していたのは12ヵ国のみで、ワクチンの供給を得て登録手続きを完了することの難しさを示唆している。

2021年9月までに、ギリシャとチェコ共和国では、HIV感染者の85~90%がワクチンを接種したが、エストニア、ハンガリー、ブルガリアの接種率は50%以下で、これらの国々の中には一般集団のワクチン接種率がはるかに低い国があることを反映している。

この結果は、これらのばらつきとアクセスの明らかな不平等の影響を探るために、幅広い環境で、COVID-19とHIV感染者のワクチン接種についてさらに研究することの必要性を明確に示している。

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