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2022年08月01日

ドルテグラビル主体の治療は小児および思春期児に非常に有効である
Dolutegravir-based treatment highly effective in children and adolescents

写真
Young people at a Baylor International Pediatric AIDS Initiative Centre in Tanzania. Photo with permission, Baylor College of Medicine Children's Foundation, Tanzania.

ドルテグラビル主体の治療は、HIV感染のある小児および思春期の子どもにおいて迅速なウイルス抑制を達成し、その大多数はウイルス抑制を維持していることを示す実臨床データがAIDS 2022で報告された。

Baylor International Pediatric AIDS Initiative(BIPAI)のJason Bacha医師は、2016~2021年の間に小児にHIV治療を提供している6ヵ国(ボツワナ、エスワティニ、レソト、マラウィ、タンザニア、ウガンダ)7施設におけるドルテグラビル主体の治療の解析結果を発表した。

この試験では、11,799例の小児および思春期児について報告された。56%は女性で、多くが10歳以上(10~14歳39%、15~19歳40%)であった。5歳未満は2.6%であった。

4分の3以上(78%)が、以前のレジメンの切り替え後にドルテグラビルを服用していた。61%はドルテグラビルを、テノホビルジソプロキシルおよびラミブジンと併用していた(TLD)。32%はドルテグラビルをアバカビルおよびラミブジンと併用し、5%はジドブジンおよびラミブジンと併用した。

ドルテグラビル主体の治療を開始して6ヵ月後、参加者の92%がウイルス量が抑制されていた。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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